2009年5月29日金曜日

わが家の芍薬~MISYOU-PINK系

品種不明ですが、きれいなピンクの花が咲いていました。
1~3ピンクの濃さが様々ですが、微妙な色具合は観賞の楽しさを増やします。
ちなみにどれでも二重咲きなので、和芍薬由来と思いますが・・・・・
(1)MISYOU-PINK1









(2)MISYOU-PINK2









(3)MISYOU-PINK3
   赤の雄蕊は混在しています。この品種の特徴かも・・・隣のWHITE系も同じように赤の雄蕊が彩っています。





2009年5月23日土曜日

芍薬の異聞~魔力のある花

植物学者のケンペル
ヨーロッパにも芍薬の別種がありますが、あまり美しくないために素直に薬草として使用されていました。そして明治時代に来日した植物学者のケンペルによって日本産の芍薬がヨーロッパに紹介されて大評判になったのです。ヨーロッパの芍薬は薬草として高い効能があったために「魔力がある」と思われ、色々な迷信が付随していました。
▲ケンペル、将軍綱吉に拝謁し、歌を披露した図 ~「日本誌」所収~
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/search/ecolle/igakushi/Kaempfer/kaempfer.html

代ギリシアの伝説
「アポロの母レートーがオリンポス山でギリシア神話の医の神(Paeon)に芍薬の根を与え、(Paeon)はその芍薬を使って冥界の神プルートや軍神アレースの傷を治した。」という伝説があります。芍薬の洋名(Peony)は、その医の神(Paeon)の名前から由来するという説もあります。
古代ギリシアでは「芍薬はキツツキが守っている花なので摘み取る時はキツツキの眠っている夜でないといけない。もしキツツキにばれたら目玉をえぐられる」と・・・・自問~キツツキは芍薬の守備係?夜のほうが芍薬を痛めなく摘み取れる?
魔よけの効果
古代ギリシアでは「芍薬は悪霊から身を守ってくれるので摘み取ってはいけない」という言い伝えがあり、そしてヨーロッパでは芍薬の種子を集めて白い糸に通し、首にかけて魔よけにしました。キリスト教以前の異教時代には、乾燥させた芍薬の根に彫刻を施してお守りにしていました。芍薬は、月の女神が作ったものといわれ、夜通し月光を受けて輝くと考えられていました。暗闇を連想させる不快なものをことごとく追い払うとされ、悪夢や悲しい夢の治療にも使われました。
古代ローマの有り得ない伝説
古代ローマでは「芍薬を摘み取ると大きなわめき声を上げる。その声を聞いたものは死ぬ!」と言う物騒な話がありました。どうしても薬として使用するために摘まなければいけない場合は、芍薬にヒモを結んでそれをワンちゃんに繋ぎ、遠くからエサで吊って引き抜かせるという方法が使われたそうです。その際に人間は耳を塞いでいれば良いわけで、芍薬のうめき声を聞いた犬だけが死ぬと言うかなり残酷な話が・・・・・・。(ワンちゃんを使わずに耳栓をすれば?)
★内容の一部は知泉 Wikiより抜粋したものです。

2009年5月18日月曜日

わが家の芍薬~MISYOU-WHITE系

今年わが家の芍薬園に咲いてた花の写真をいっぱいカメラのメモリーカードに集めていますが、なかなか整理する時間がなくて困っています。これから少しずつ整理しながら紹介していきたいと思います。まず、ホワイト系の芍薬、品種がわかりませんが、結構気に入っています。
(1)MISYOU-WHITE2(真ん中の細微な赤い雄蕊は特徴です、多重咲きに見えますので、西洋芍薬の系統かな?~勉強不足・・・)












(2)MISYOU-WHITE1(上と同じく雄蕊が赤くて、一重(二重?)咲きに見えますので、日本芍薬と思いますが、花びらの数で西洋か日本か判断してもいいのでしょうか?)

2009年5月15日金曜日

芍薬の香り

<芍薬とワインの香>
「ワインの香りには様々な花の芳香がたとえられます。フランスでは白ワインの香りを言い表すときに「芍薬の香り」を使うことがあります。フランスのロワール地方でソーヴィニヨン・ブラン種のブドウから作る白ワインは、芍薬の香りがすると言われています。代表作はサンセール」というワインだそうです。青リンゴのようにフルーティで、爽やかなハーブ香をご想像ください。・・・・・・・ 」
偶々大田花きさんのホームページのなか、以上の一節を発見しました。芍薬はワインの香りに使われていることを初めて知りました。また、「芍薬のかおり」のサイトにかなりの資料を見ることができます。お薦めです。
http://www.otakaki.co.jp/0406.html

2009年5月12日火曜日

友達から送ってきた芍薬の写真

夕べ、友達からメールがきました。「友人からもらった芍薬です。きれいに咲いたので送ります。」っと、芍薬の写真を添付していました。ゴージャスに咲いたのは西洋芍薬の恵みです。目のご馳走をたっぷり頂きました。

THANKS A LOT!

2009年5月11日月曜日

芍薬園の虫たち~ミツバチがいない

連休の間に芍薬園で遊んでいた虫たちを(観察?)しました。
5種類の虫がカメラに収めました。最近日本の農業に大役を担うミツバチの激減で大きな話題を呼んでいます。何年前芍薬園では刺されるかなと思うほど沢山のミツバチがいました。しかし、最近になってミツバチが沢山の花に群がる光景は少なくなっています。
「苺がなくなる!」「メロンがなくなる!」「農業が滅びる!」大袈裟じゃないかもしれません。早速市立図書館のON-LINE書籍予約を利用して、「ハチはなぜ大量死すのか?」を予約しましたが、予約者順位の9番でした。約四ヵ月後に手に入るのですか!まちきれない・・・・。余談ですが(こんな時すみません!)、芍薬から採集の蜂蜜って聞いたことがありませんが美味しいかな~?
●ちょっとした参考:
① 本に対する参考コメント:http://book.akahoshitakuya.com/b/4163710302
②ミツバチの「群崩壊症候群 ( Colony Collaps Disorder,CCD ) 」。CCDとは、ミツバチが女王蜂と幼虫を残したまま巣箱から大量失踪するという現象だ。理由は現在のところ不明。
③スイスの養蜂家~ヘルマン・フーラーさんの写真集http://www.swissinfo.ch/jpn/multimedia/picture_gallery.html?siteSect=15075&sid=6975772















2009年5月9日土曜日

芍薬の抗菌物質と学生制服


~芍薬の花びらには、黄色ブドウ球菌の殺菌能力が緑茶の10倍の効果がある~
このタイトルをみて、どこかの健康食品会社の広告文言かな~と思ってしまいます。 検索サイトなるホームページを開いて探ると、全国でも珍しく、芍薬に含まれている抗菌成分の研究を行なわれていたことを発見しました。しかも、その抗菌成分を活用した学校制服まで作りあげています。研究から応用まで完成しています!すごい!制服以外、どんなものに使われるのでしょう。期待!
http://www.scci.or.jp/sangaku1/toukai.htm

2009年5月8日金曜日

「伝統園芸植物と文化」という本

父の本棚に面白い本がありました。1997年株式会社関西テック発刊:「絵で見る 伝統園芸植物と文化」。著者:柏岡 精三(関西テックの創業者)、萩巣樹徳。かなり立派な書籍で、沢山の日本伝統植物の中、芍薬は三ページを亘って記載されています。しばらく父から本を借りてゆっくり読みます。
http://www.kepco.co.jp/corporate/csr/act_principle_2/dentou.html
関西電力のグループ:山崎伝統園芸植物研究所(見学あり)

2009年5月6日水曜日

熊本市立博物館と肥後芍薬

 熊本城に行った時に、すぐ隣にある市立博物館にも立ち寄りました。
 一年の中、2日間しかない肥後シャクヤクの展示会は見逃せません。
 高齢そして後継者問題で、伝統園芸の肥後シャクヤクの保存家は年々減っています。
 2軒ぐらいの保存家が今回の展示に協力しています。シャクヤクが大好きの私にとって
         ありがたいです!感謝します! Bow Down Before You

2009年5月3日日曜日

熊本城の「肥後芍薬」

熊本城に「肥後六花園」があると聞きまして、今日行ってきました。あった・・・肥後芍薬園に立派な説明看板が見えました!白蝶会が保存してると書いてあったけど、白蝶会は現在活動していないと聞きました!

看板の後、肥後芍薬園があります。ちょっと貧弱な芍薬園で、ちょっとガッカリ!土が合わない?ちゃんと管理していない?熊本市にクレームをつけたいぐらい!

同じ城内に、800年の「樹木」がありました。すごい!!可哀想な芍薬をみた私がこの立派な木に救われた気がします。

2009年5月1日金曜日

111年前の古書~芍薬花譜

たまには国会図書館のON-LINEを利用して、日本最大の蔵書の世界に「漫遊」!
「しゃくやく」で検索したら、50件ぐらいの資料がズラリと並ぶ・・・・
一番注目して欲しいのは・・・・1898年(111年前!)版されたこの古書・・・
芍薬花譜
保護期間過ぎたということで、中身を覗くことができます・・・・・・
スゴイ!! Butterfly
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=40070249&VOL_NUM=00000&KOMA=11&ITYPE=0JP_NUM=40070249&VOL_NUM=00000&KOMA=11&ITYPE=0 註:賀集久太郎編, 出版社~京都:朝陽園,明31.9